ちょっと特別なティータイムが楽しみたいとき、「ロイヤルミルクティー」って最高の選択肢ですよね。
まるでカフェで出てくるような、濃厚でまろやかなあの味を、自宅でも再現できたら…と思ったこと、ありませんか?
実はちょっとしたコツさえ押さえれば、あの“プロの味”にぐっと近づけるんです。
しかも、使う材料は身近なものばかり。
だからこそ、茶葉の選び方や煮出し方など、ポイントを知っているかどうかで仕上がりに大きな差が出ます。
今回は、ロイヤルミルクティーを本格的に美味しく作るための5つの秘訣をわかりやすくご紹介!
これを読めば、今日からあなたのおうちがちょっとした“カフェ空間”になりますよ♪
秘訣①:茶葉選びが命!おすすめは「アッサム」or「ウバ」
ロイヤルミルクティーの味を大きく左右するのが、最初に選ぶ「茶葉」。
ミルクと相性のいい茶葉を選ばないと、風味がぼやけたり、渋みだけが強調されたりしてしまいます。
本格的な味わいを目指すなら、断然おすすめなのが「アッサム」と「ウバ」。
どちらも紅茶の名産地として有名で、しっかりとしたコクと香りが特徴です。
・アッサム:甘みとまろやかさがあり、ミルクとのなじみが抜群。濃厚な味にしたいときにおすすめ。
・ウバ:少しスモーキーで爽やかな渋みが特徴。すっきりしたミルクティーを好む人にぴったり。
もちろん、好みによって「ディンブラ」などの茶葉も選択肢になりますが、まずはアッサムかウバから試してみると失敗しにくいです。
また、茶葉は「リーフタイプ」がおすすめ。
ティーバッグよりも香りが豊かに出やすく、本格的な味に仕上がります。
時間に余裕があるときは、ぜひリーフでの抽出を試してみてください。
秘訣②:水と牛乳の黄金比はこれ!【1:1 or 3:7】どっちがベスト?
ロイヤルミルクティーの特徴といえば、牛乳でしっかり煮出す濃厚な味わい。
でも、ここで迷うのが「水と牛乳の割合」。
実はこのバランスが、仕上がりの印象を大きく左右するんです。
定番の比率は主に2つ。
- 1:1(同量)
紅茶の風味とミルクのまろやかさのバランスがよく、初心者にもおすすめ。クセがなく飲みやすいのが特徴です。 - 3:7(水3:牛乳7)
より濃厚で、ミルク感がしっかり感じられるカフェ風の仕上がりに。
甘めに仕上げたいときや、コクのある茶葉を使うときにぴったり。
自宅で本格的に楽しみたいなら、個人的には水3:牛乳7がおすすめです。
茶葉を牛乳で煮出すことで、紅茶の香りとミルクのコクが一体となって、まさに“お店の味”になります。
ただし、牛乳の量が多いと焦げつきやすくなるので、火加減には注意が必要です。
弱火でじっくり煮出すのが、美味しく仕上げるコツですよ。
秘訣③:煮出し方にコツあり!火加減と時間が美味しさを左右する
ロイヤルミルクティーは、茶葉を“煮出す”ことでコク深い味わいを引き出すのが特徴です。
ですが、ただ煮るだけではダメ。
火加減や時間を少し意識するだけで、味にぐっと差がつきます。
まず、火加減は最初は中火、茶葉を入れたら弱火が基本。
ぐらぐらと強火で煮てしまうと、牛乳の風味が飛んだり、紅茶が渋くなりすぎたりすることがあります。
手順の目安はこんな感じです。
- 鍋に水と茶葉を入れて中火で沸騰させる(1~2分)
- 沸騰したら牛乳を加えて、弱火で3~5分じっくり煮出す
- 表面に細かい泡が立ち、香りが立ちのぼってきたら火を止める
この“弱火で煮出す時間”が、ロイヤルミルクティーの命とも言えます。
長すぎるとえぐみが出てしまい、短すぎると味が薄く感じるので、3~5分が目安です。
また、焦げ付きを防ぐためにも、煮出している間は目を離さないようにしましょう。
時々やさしくかき混ぜてあげると、香りがより均一に広がります。
秘訣④:甘さの調整がポイント!砂糖・はちみつ・黒糖の使い分け
ロイヤルミルクティーの魅力のひとつが、ふわっと広がるやさしい甘さ。
でも、甘みをどうつけるかによって、飲み口や風味がまったく変わってくるんです。
ここでは、よく使われる甘味料3種類の特徴と、それぞれに合うシーンをご紹介します。
1. グラニュー糖(または上白糖)
もっともスタンダードな甘味料。
クセがなく、紅茶本来の香りを邪魔しないのが特徴です。
どんな茶葉にも合わせやすく、ロイヤルミルクティー初心者にも安心の選択肢です。
砂糖の量は、カップ1杯あたり小さじ1~2を目安に。
お好みで調整してください。
2. はちみつ
自然な甘みとほんのり華やかな香りが加わるはちみつ。
アッサムなど濃厚な茶葉と合わせると、ミルクティーがふんわり優しい味わいに変わります。
※注意点として、1歳未満の乳児には使用しないようにしましょう。
3. 黒糖(またはきび糖)
コクと深みを出したいときにぴったりなのが黒糖やきび糖。
特にウバのようなスモーキーな茶葉との相性がよく、まるで和菓子と一緒に楽しむような、ちょっと大人っぽい味わいになります。
ロイヤルミルクティーは、甘さを足すことでまろやかさが引き立つ飲み物です。
どの甘味料を使うかで印象が変わるので、気分やシーンに合わせて選んでみてください。
秘訣⑤:プロは仕上げに〇〇を加える!?風味を引き立てる裏技
ロイヤルミルクティーを“ただのおいしい飲み物”から、“また飲みたくなる一杯”に変えるために、最後のひと手間が重要です。
実は、プロの中には仕上げにひとつまみのスパイスや香りづけを加えるという人が多いんです。
その一工夫が、驚くほど味と香りを引き立ててくれます。
以下、代表的な“ひと手間アイデア”をご紹介します。
シナモンパウダー
ほんの少し振りかけるだけで、甘くスパイシーな香りが立ち上がり、ぐっとカフェっぽい雰囲気に。
アッサム系の濃厚なロイヤルミルクティーとの相性が抜群です。
バニラエッセンス(またはバニラビーンズ)
ほんの一滴で、まるでデザートのような香りに仕上がります。
特に夜のリラックスタイムにぴったりの香りなので、リラックスしたいときにおすすめ。
塩ひとつまみ
意外かもしれませんが、甘みを引き立てたいときに有効なのが塩。
ほんの少量加えることで、ミルクのコクがより引き立ち、全体の味にまとまりが出ます。
これらの“+α”はなくても美味しいですが、加えることで味わいの深みが格段に変わってきます。
日によって、気分によって、香りを変えて楽しめるのも、自宅で作る醍醐味ですね。
アレンジ紹介:バニラ風味やチャイスパイスでカフェ級に格上げ!
ロイヤルミルクティーの基本をマスターしたら、次はちょっとしたアレンジで“自分だけの一杯”を楽しんでみましょう。
カフェのようなオリジナリティあふれる味に仕上げるには、香りやスパイスをプラスするのがポイントです。
ここでは、人気のあるアレンジをいくつかご紹介します。
バニラ風味のロイヤルミルクティー
バニラエッセンスを1~2滴加えるだけで、甘くやわらかな香りが広がります。
デザートと一緒に飲みたくなるような、やさしい味わいに仕上がるので、ティータイムが一気に華やかになります。
※入れすぎると香りが強くなりすぎるので、まずは少量から試すのがコツです。
チャイスパイス風アレンジ
シナモン、カルダモン、クローブ、ジンジャーなどのスパイスを加えて、インド風の“チャイ”テイストに。
本格的に作るならホールスパイスを煮出してもいいですが、手軽に作るなら市販のチャイスパイスミックスを使ってもOK。
身体が温まり、冬の寒い日や気分を変えたい時にもぴったりです。
メープルや黒みつを使った和風アレンジ
砂糖の代わりにメープルシロップや黒みつを加えると、ほんのり和風のニュアンスに。
抹茶スイーツなどとの相性も良く、和洋ミックスの新しい味わいが楽しめます。
まとめ:おうちでもプロの味は再現できる!
ロイヤルミルクティーは、材料こそシンプルですが、ちょっとした工夫で味わいが大きく変わる奥深い飲み物です。
・茶葉はアッサムやウバなど、ミルクと相性の良いものを選ぶ
・水と牛乳の割合は、目的に合わせて調整する
・弱火でじっくり煮出して、紅茶のコクを引き出す
・甘さは砂糖だけでなく、はちみつや黒糖などでもアレンジ可能
・仕上げにスパイスや香りを加えることで、ワンランク上の味に
これらのポイントを押さえることで、自宅にいながらカフェのような一杯を楽しむことができます。
忙しい日常の中で、ホッとひと息つきたいとき。
お気に入りのカップで、自分で丁寧に淹れたロイヤルミルクティーを飲む時間は、ちょっとしたご褒美にもなります。
ぜひ今日から、あなただけの“本格ロイヤルミルクティー”を楽しんでみてください。